あなたのネタに「信頼性」はあるか?


「信頼力・ブランド力」は、それ自体で採用の決め手にはなりませんが、あなたのネタをテレビマンが採用するときの強力な後押しになるものです。


同じ和菓子であっても「宮内庁御用達」とあるだけで、マスコミからの信頼度がぐっと高くなります。


「欧州でグッドデザイン賞受賞」といった受賞歴も、その賞品の信頼性を高めますし、「アカデミー賞女優が愛用」といった実績も信頼性を担保します。これは信頼できるものだから多くの人に伝えたい、テレビマンはそう考えます。


何の変哲もない古い湯飲みを並べて置いても、誰も気に留めません。値段もつかないでしょう。しかし、その前に「秀吉公愛用の茶器」と立て札があれば、数千万の値がつきます。


「フィレンツェで18世紀から愛されてきた陶器」といった歴史や「熟練の職人が手で縫ったバッグ」といった作者のこだわりもマスコミから信頼される要素です。


マスコミに取材された実績も信頼性を高めます。過去にマスコミからの取材を受けたことがあるのであれば必ず、プレスリリースやホームページに記載しておいてください。


マスコミは、まだ他が取り上げていない「初物ネタ」を好む一方で、メディア出演のない人や会社を警戒しています。番組に出演させた取材対象者が、反社会的な人や反社会勢力のフロント企業であった場合、大問題となってしまうからです。


私自身、リサーチの結果、行き着いた、明智光秀ゆかりの人物のインタビュー取材を提案して、実際に撮影した後、念のため調べたところ、その人物に数年前、わいせつ容疑での逮捕歴があることがわかり、あわててディレクターに報告して、VTRからカットしてもらったことがありました。


こうしたケースは本当に冷や汗ものです。


しかし、取材対象者にメディア出演歴があることがわかれば「他で取り上げられているから大丈夫だろう」と安心できます(もちろん独自にチェックもしますが)。また「過去にテレビに出演しているならば、マスコミ対応に慣れているだろう」と安心できるため、取材依頼のハードルが下がるのです。


実際のネタ出しのときに、「このネタはNHKが取り上げていた」とか「朝日新聞に載っていた」と、ひと言添えるだけで当落線上のネタにOKが出るケースも少なくありません。


ですからあなたの商品にマスコミに取り上げられた実績があるならそれをホームページに書き添えてください。それだけで採用率がグンとアップすることでしょう。

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テレビ取材を受ける方法

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