あなたのネタに「珍奇性」はあるか?

日常ではあまり見かけない珍しいモノ、珍しい料理、珍しい現象、珍しい生き物、珍しい人、珍しい風景など、意外なものにテレビはすぐに飛びつきます。


これも「ねえねえ、こんな珍しいもの知ってる?」といいたいテレビマンの性です。


「珍百景」「珍プレー」「激レア」「珍事件」といったテレビ番組が多いのもそのためでしょう。


あなたの商品に「珍しさ」はあるでしょうか。もしなかったとしても、珍しさは自分で創り出すことが可能です。


激辛料理は今では珍しくありませんが、激スッパ料理は、それほど見かけません。



ただ単に酸っぱいだけで不味いのでは、意味がありませんが、「レモン500個分のビタミン、激スッパかき氷」のような他にないスイーツをメニューに入れてみれば、意外性に加え、かき氷ブーム(「なぜ、今か」)に乗ってマスコミが取材に来る可能性がきわめて高くなります。


「激スッパかき氷」ならバラエティ番組の罰ゲームにも使えそうです。タレントがぶらぶらと街を歩きながらお店を訪ねるいわゆる〝街ぶら番組〟のネタにもうってつけです。


UHA味覚糖が発売した、極刺激レモン味の「激シゲキックス」は強烈な酸っぱさで話題となっただけでなく『目覚めるスッパさ』のキャッチコピーとともに、受験生やドライバーのための眠気覚ましとして人気を呼んでいます。


ただ単に奇をてらって意外性を出すのではなく、そこにちょっとした意味を持たせるだけで、公共性と珍奇性がある格好のネタになるのです。


ネーミングによって、手軽に「珍奇性・意外性」をだすこともできます。


数年前にネットで大きな話題となった、植物発酵ドリンク『お嬢様聖水』がその代表例です。

このドリンクは、酵素エナジーと合計117種類の自然の恵みが凝縮されていて、女性の〝美〟をサポートする飲料とのことですが、そのネーミングのインパクトの強さで駅構内に掲載された広告ポスターが、瞬く間にSNSで拡散されてバズりました。


発売元の「株式会社リバランド」(三重県鈴鹿市)によれば、同社は以前から「お嬢様シリーズ」を手がけており、『お嬢様聖水』も決して反響を狙ってつけた、いわゆる〝釣り〟ではなく、あくまで「お嬢様のための聖なる水」だそうです。


しかし、女性向けの商品にもかかわらず、ネット上では「泡立つ黄金色の飲み物! お嬢様聖水を飲んでみた」といった男性の投稿が殺到しました。


反則技に近い販促といえるもので、このネーミングではテレビで取り上げるには時間帯を選ぶうえ、宗教的にもセンシティブな要素があるため、番組での紹介は実際には難しいでしょうが、ネーミングだけで話題を呼ぶことができることを表す一例といえるでしょう。

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