あなたの提供する情報に「公共性」はあるか?


絶対に欠かせない「公共性」


「みんなのため(社会のため)になる」公共性のある情報も、テレビマンが多くの人に伝えたくなるネタです。


テレビが採用するネタの条件として、「視聴者にとって有用な情報であること」と先に紹介しましたが、それはNHKにせよ民放にせよ、テレビ番組が公共の電波をつかって放送されるものだから。


だからこそテレビマンはネタに「公共性」があるかをつねに意識しています。


ちなみに「なぜ、今このネタなのか」の条件を満たせば、同時に「公共性」を帯びることになります。なぜなら、時事ネタはそれだけで国民全員の共通の関心事だからです。


自分事を「公共」に置き換える


自分事だと思っていることも、視点を高くして社会と絡めれば公共性を帯びることはよくあります。


「自分のスマホがすぐに壊れた」とSNSに書けば、あくまで個人としての発信になりますが、他に同じメーカーのスマホのユーザーから「俺も」「私も」といった声が次々にあがれば「×××社製のスマホは壊れやすい」のではないか、と公共性のあるニュースとなります。


もし「あなたのスマホが爆発した」のであれば、事の重大性から一気に公共性を帯びることになるでしょう。


個人的なことや自社のことを、少し視点を高めて、このことは「社会にとってどんな意味を持つのか」を考えてみてください。


これは近所の整体院で聞いた話です。その整体院では、最近、肩こりや腰痛の症状を訴える小学生の来店が増えているそうです。聞けばその原因はスマホゲームのやりすぎではないかいいます。


これも「ウチの整体院に小学生の来店が増えている」で終わらせれば、個の話題に過ぎません。しかし「スマホの影響で今、肩こりや腰痛を訴える子どもが増えている」といったように視点を高くすれば社会全体の問題として、テレビマンが広く伝えたくなる話題となるのです。


世の中の課題は「公共」の課題



とりわけ社会問題の解決に役立ったり、社会的弱者のための商品であったりすれば、それ自体が公共性を持っています。


あなたがアピールしたい商品にも「リサイクルできて環境に優しい」、「ゴミが出ない」、「高齢者に優しい」、「障がいを持つ人に役立つ」、「子育てに追われるママを助ける」、「地方経済の活性化に寄与する」といった社会が抱える課題の解決に役立つ要素はないでしょうか。


もともとあなたの商品も、人々の暮らしをより便利に、より快適にしたりするためのもののはず。その社会貢献度が、より広範囲になればなるほど公共性を帯びてきます。


ただし、無理に公共性を絡めようとはしないでください。読むのはプロですから、こじつけてもすぐにバレてしまいます。「世界平和」や「人類の救済」といった、あまりに高邁すぎる理念と絡めても意味はありません。


大事なポイントなので繰り返しますが、テレビでPRして売上や顧客を増やすことは、あくまで「結果」に過ぎません。


PRでは、あなたの商品が社会とのよい関係を築くことを第一義とします。ですから、まずはあなたの商品が、どんなタイミングでどんな社会貢献ができるのかを考えてみてください。

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