なぜ、Webメディアでのあなたの発信が届かないのか?

商品のよさを、世の中に広く知ってもらいたい。

だからホームページもつくった。

ブログも毎日欠かさず書いている。

利用者のためのランディングページだって作成した。


それなのになかなか認知度が上がらない―――。



そんなふうにこぼす人が増えているそうです。その理由を大手広告代理店のPR局に勤める人が、このように分析していました。


「今は流通する情報量が日々、倍々ゲームで増えていく時代。だから発信が追いつかないのですよ」


そうなのです。

今や誰もが、ほぼ無料で、いつでもどこでも情報を発信できる時代になりました。その結果、起きたのが「情報爆発」です。


今、私たちの身の回りには膨大な情報が日々、加速度的に増え続けています。


経済産業省によれば、IT化の進展により、社会のあらゆる場面で情報の「創出・蓄積」が起こっていて、2006年を1とした場合、2020年にはそれが数百億倍にまで膨れあがるといいます。




このような情報爆発のなかでは情報探索が難しくなるのも当たり前。あなたがデジタル空間に発信した情報も、そのなかに埋もれてしまっている可能性が大です。


いくらSEO対策をしても、Googleのルールがコロコロと変わり、なかなか検索上位にとどまることができない。そんな嘆きの声を耳にすることもあります。


発信された多くの情報から、自分の価値観に合った情報を選ぶことができるようになった一方で、大量の選択肢から情報をどのように選ぶか、判断も難しくなりました。


くわえてネットには真偽の不確かな情報や明らかなデマもあります。そのため多くの人がネットに発信された情報を100%信じているわけではありません。


今や情報検索のツールとして欠かせないネットですが、情報発信のツールとしては決して万能ではないことも確かです。


テレビとネットの違いを理解する


情報爆発の中でネットに上げた情報が埋もれがちな一方、テレビ発の情報は、不特定多数の人に共有されます。

なぜならテレビとネットでは、メディアとしての特性が異なるからです。




ネットは、あくまで「個」のメディアです。

家族そろって一台のスマホを見ている家庭はありません。


それに対して、テレビのコンテンツは複数の人が同時に楽しめるだけでなく、男女や年代を問わず情報として共有することもできます。


それだけにSNSで共通の話題として拡散されやすいのでしょう。最近は、テレビ発の情報が、ネットで話題になることも珍しくありません。


それほどテレビを観ていない人でも、テレビ発の情報をネットニュースやSNSで知るケースが少なくないのではないでしょうか。


たとえば「ワイドナショー(フジテレビ)」でのダウンタウン・松本人志さんの発言は、毎週ほぼ100%、Yahoo!トピックで取り上げられています。

また、どんなテレビドラマが今、話題になっているかをネットで知る人も多いでしょう。


テレビを見ながら放送内容をリアルタイムで、ツイッターに投稿する人もかなりの数がいます。テレビが発信するニュースや情報は、今やネットニュースやSNSによって、広まっているのです。



テレビは受動的なメディアであり、視聴者は一方的に送られてくる情報を受け取るだけで、(朝の情報番組によくある「カラーボタンを押してクイズに回答する」といったこと以外)とくにアクションは求められません。


一方、ネットで何か情報を得ようとすると、検索サイトにキーワードを入力したり、クリックしたりといった、能動的な行動が求められます。


ですからネットは、最初から目的を持って特定の情報を求めようとする人に適したメディアで、テレビはとくに特定分野への興味や関心を持たない無党派層へ情報を届けるために適したメディアといえます。


そうした違いを理解して情報を発信していくべきでしょう。


情報爆発の現代、ネットだけで情報発信を続けていても、なかなか効果が得られません。今後はテレビとネット、双方の力をうまく組み合わせながら、戦略をもって情報発信をしていくことが求められるのです。

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