テレビ取材の効果を一過性にしないために

取材が決まった後は、何をすべきか?



テレビの効果を一過性にしないためには「準備」が必要です。


どんな準備をしておけばよいのか?

まずは取材前にやっておきたいことをご紹介します。


今はカメラの性能が良いため、ディレクターが一人でカメラを持って取材現場にやってくることがありますが、本格的な取材であれば、ロケには、ディレクターの他に、カメラマンやVE(ビデオエンジニア)さんといった技術スタッフ、あるいはAD(アシスタントディレクター)さんも一緒にロケ先に行くことになります。


それだけの人数のカメラクルーを出動させておいて、「とても放送に使えるだけの撮れ高がなかった」では済みません。


ですからスタッフは、実際に取材に行く前に、かならず詳細な情報を集めます。


そして集めた情報をもとに放送作家やディレクターがロケ台本や進行台本をつくり、事前にロケハンを行ったうえで、修正した台本を持って、カメラクルーがロケに出動するのが基本です(ロケハンは省略されるケースもあります)。


台本をつくるのは、テレビサイドの都合だけでなく、協力していいただく取材先に必要以上の迷惑をかけないためでもあります。

台本がなければ、「よくわからないけど、あれもこれも一応、撮っておこう」といったバタバタなロケになりかねません。


ロケ台本をつくって、撮るべきものを最低限決めておくからこそ、無駄のないスムーズな取材が可能になるのです。


テレビ局の「リサーチ」にはHPで対応しよう



ロケ台本をつくるために必要な情報については、以前は、連絡先にリサーチャーやディレクターが直接電話して、取材許可を得たうえで、聞き取りをして事前情報を集めていました。


しかし、今では電話をかけて情報を集める前に、かならずホームページをチェックして情報を集めます。


プレスリリースは、「より詳細な情報が載っているホームページへの導線である」と前述しました。ですから、そこにはプレスリリースに書いた内容を詳しく掲載しておいてください。


たまにプレスリリースに書かれた内容がまったく反映されていないホームページがあります。

リリースには「近日、こんなイベントを行う」と書いてありますが、探してもまったく見当たらない。

どうやらサイトをつくったはいいものの、ほとんど更新されていないようです。


これでは詳細が不明です。プレスリリースに書かれたネタが、よほどテレビが食いつくものであれば電話で詳細を聞くことがありますが、そうでなければ、その時点でもう追いかけることはありません。


プレスリリースで送るネタに関しては、ホームページのもっとも目立つ場所に「トピックス」として掲載しておいてください。


その用意ができてから、プレスリリースを送るのです。順番を間違えると、せっかくつくったプレスリリースが無駄になってしまいかねません。


サーバー対策も事前にやっておく



首尾良くテレビで放送されることが決まったら、取材される前にやっておきたいのがサーバー対策です。


いざ放送されて、それが反響を呼ぶものであれば、あなたのウェブサイトには、放送中からアクセスが集中します。あまりに集中した場合には、いわゆる「サーバーが落ちた」状態となります。


あなたもどこかのウェブサイトで「503 Service Unavailable」といったエラーメッセージを見たことがあると思いますが、サーバーが落ちた場合、あなたのサイトにせっかく訪れてくれた人のスマホ画面にも、この「503エラー」が表示されてしまいます。



このメッセージが表示されている間、訪問者はサイトが閲覧できません。


せっかくテレビで注目されたのに、より詳しい情報にアクセスできなければ、訪れた人は二度とあなたのサイトを訪れてくれないかもしれません。

そればかりか、「あれ? このサイトは閉鎖されたのかな?」と誤解されかねません。


サーバーが落ちても、殺到していたアクセス数が減れば、やがては回復します。


ですが、サーバーが落ちれば、せっかくテレビ放送で集めた「瞬間最大風速」を活かすことかできず、大きなビジネスチャンスの喪失となります。


ですから、テレビ出演が決まった場合は、あなたが契約しているサーバーが急増するアクセスに対応できるものかどうか、確認しておくことが大切です。


すぐにサーバーが落ちてしまうサイトの多くは、値段の安さだけを売りにしている共用サーバーであることがほとんどです。


テレビ出演が決まったら、テレビの瞬間最大風速をもれなく活用できるよう専用サーバーの導入を検討するといいでしょう。


コスト的に専用サーバーの導入が難しい場合は、スペックが高めで回線が強いといった定評のある共用サーバーへの乗り換えを検討してみてください。

放送作家が伝授!

テレビ取材を受ける方法

© 2020 by Akihiro Ishida