切り口を変えれば取材されることもある!

「切り口」を決めてアピールしよう


あなたがテレビに売り込もうとする商品に、ここまでに挙げた「新奇性」「珍奇性・意外性」「希少性・独自性」「信頼性・ブランド力」「物語性」といった特徴があるかどうか確認してみてください。


もしかしたらすぐには思い浮かばないかもしれません。


しかし、自分では当たり前と思っていることが、マスコミや第三者から見れば、立派な強みであることはよくあります。


あまりに身近すぎて気づいていないだけかもしれません。あなたの当たり前は、世間の当たり前ではないのです。


実際にインタビューしているうちに「これはまあ、大したことじゃないんだけど……」と話し始めたことが、こちらにとっては「それですよ! そこを取材させてください!」となることは、もはや「テレビマンあるある」といっていいほど、多々あることなのです。


「強みが自分ではわからない」人は、ぜひ、自分の業界とは無関係な人の意見を聞いてみてください。思わぬ強みが発見できるかもしれません。


その強みを強調して、プレスリリースのタイトルに落とし込むのです。


切り口を変えて取材された傘



切り口とは、商品がもつ、さまざまな強みや特徴、つまり「新奇性」「珍奇性・意外性」「希少性・独自性」「信頼性・ブランド力」「物語性」のどこにスポットライトを当てるかです。


強みや特徴が複数ある場合は、それぞれ異なる切り口で何度もアピールすることも可能です。


まずは、もっとも差別的優位性が際立った切り口で勝負してみましょう。


あなたの商品に今、「第三者が他の人に伝えたくなる」特徴がなくても大丈夫です。


切り口を変えて考えれば、そうした特徴が浮かび上がってくることはよくあることなのです。1つ事例を挙げておきましょう。


大阪の問屋会社、株式会社エコーが開発した、世界で初めてそれぞれのパーツが分解できるビニール傘「エコーディ(ECOORDI)」がそれです。


会社側は当初、一部が破損しても、パーツが交換できて繰り返し使えるエコロジーな傘であることを強調してPRしていました。エコという「公共性」を前面に押し出していたわけです。


ところが、ある時、柄が取れる=傘立てに放置しても盗まれないことに気づいて、今度は「世界初の絶対に盗まれない傘」と差別的優位性の「新奇性」や「珍奇性」をアピールしてPR。


その結果、NHKの情報バラエティ「マサカメTV」が食いついて、取材に結びつきました。


番組を見れば、あなただって「ねえねえ、盗まれない究極の傘って知ってる?」と誰かに伝えたくなったりしないでしょうか。


このように切り口を変えることで、あなたの商品に「第三者が他の人に伝えたくなる」特徴を持たせることは、十分、可能です。

放送作家が伝授!

テレビ取材を受ける方法

© 2020 by Akihiro Ishida